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楽団員アンケート※ 2021年11〜12月に実施

関 美矢子
オーボエ/首席奏者
2011〜2021年の間で、記憶に残った出来事
《自然災害》 2011年の東日本大震災で日本中が悲しみに打ちひがれ、北海道では2018年に胆振東部地震がありました。この10年は台風による災害も多く、その被害も甚大となっているように感じます。自然は美しく偉大ですが、同時に人間が敵わない恐ろしさも持ち合わせていると痛感しつつ、その自然と共存共栄できることを願います。おおらかで雄大な自然に囲まれた美しい土地、北海道で生活できることはとても喜びに感じます。
《安室奈美恵ちゃんの引退》 そのブレない強い歌声に惹かれます。
《オーディションの合格》 早いものでそこから6年の月日が経ち、昨年には娘も産まれ、北海道に根を張り益々精進していきます!
2011〜2021年の演奏会で、印象に残っているベスト3
《2018年4月 第608回定期》 R.シュトラウスの『アルプス交響曲』を演奏し、その喜びと充足感に溢れた演奏会でした。バーメルトさんが就任した期待感と、オケの皆さんの曲への興奮、そしてお客様の熱い視線を感じました。
《2017年12月 第九》 毎年第九を演奏する中で一番印象に残っている演奏会です。私自身2016年の入団ですので、第九は2度目の経験だったと思います。本番では広上淳一さんの生み出す壮大なうねり、宇宙感すら感じ、込み上げてくる感動がありました。
《2018年10月 hitaruこけら落とし『アイーダ』》 リハから本番まで、バッティストーニさんの体からほとばしるオペラへの情熱、人間離れしたエネルギーが、歌手、オケ、出演者全体を高ぶらせ、渦に巻き込むかのようでした。実力派の歌手達、絢爛豪華な舞台装置と衣装、合唱、バレエ、これこそお客様が熱狂するステージであり、舞台芸術だなと思いました。
これからもジャンルを問わず、このような贅沢な演奏会がたくさんできると良いなと思っています。
「還暦」となった札響の楽員として、これからこのようなオーケストラでありたい、このような楽団を目指したい、という自分なりの抱負
札幌交響楽団をつくりあげてきた皆様のおかげで60周年を迎えられたこと、諸先輩方のご尽力に感謝申し上げると共に誇りに思います。クラシカルな品格と、エンターテインメントの若々しい創造力の両方を持ち合わせたオーケストラでありたいです。これからも、札響100周年、150周年の歴史を目指し、輝きながら発展していけますように!
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