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楽団員アンケート※ 2021年11〜12月に実施

多賀 万純
ヴァイオリン
2011〜2021年の間で、記憶に残った出来事
《エリシュカさんとの2006~19年》 チェコから愛情溢れる季節のお便りを送ってくださったり、にこやかに鼻唄を歌われたりするのをホール外で目撃したこともあります。指揮台で熱が入るあまり指揮棒でお顔を刺してしまうなど、エピソードは尽きません。
《2018年 9月 名曲》 震災後すぐのお仕事で公共交通機関がストップしており大変困った。事務局に電話してご近所の楽団員さんの連絡先を聞き、札幌市外からリハーサル会場まで信号も動かないなか車で乗せてもらって何とか出勤できた。(コンサートは翌年に延期された)
《2015年4月 島牧村公演で全道179市町村でのコンサート達成》 鉄路、空路、路線バスを利用して各地へ音楽をお届けした。えりも公演のときは家族全員胃腸炎で、前日の移動日に点滴と吐き気止めを飲んで高速バスで現地入りし、本番も滞りなく終えてほっとした思い出。
2011〜2021年の演奏会で、印象に残っているベスト3
《2011年4月 538回定期》 震災後のエリシュカさんとの『スターバト・マーテル』で、祈りをささげての演奏だった。ほかにスメタナ、ヤナーチェク、ドヴォルザークや2006年& 17年の『シェエラザード』の音楽作りも印象深くて順位はつけられない。音楽に誠実で穏やかで楽団を愛してくださっていて、ご一緒することをいつも心待ちにしていた。
《2015年 9月 580回定期》 ホリガー氏のオーボエはこれまで聴いたことがなかった。年齢も感じさせず、スケールも大きく音楽の流れが自然で音も艶やか。リハーサルでは厳しくもありユーモアもあった。
《2012年2月 546回定期》 高関氏正指揮者退任前の定期でのメシアンの『トゥーランガリラ交響曲』。マエストロのリハーサル時の豆知識はいつも興味深い。メシアンは札響では初演で、自分の在団中は最初で最後かもしれないと思いながら演奏。オンドマルトノという楽器の名前もはじめて聞いた。
「還暦」となった札響の楽員として、これからこのようなオーケストラでありたい、このような楽団を目指したい、という自分なりの抱負
☆札幌市がますます芸術文化の盛んな街に。
☆「Kitaraで札幌交響楽団のコンサート」が、北海道観光のひとつに。
☆こどもたちからシニアまで、音楽ファン層の拡大。
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