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楽団員アンケート※ 2021年11〜12月に実施

荒木 均
チェロ
2011〜2021年の間で、記憶に残った出来事
2011年欧州ツアーです。海外公演(特に欧州)はオケが成長するために必須の栄養素だと思います。コロナが終わったらぜひまた行きたいですね(定年退職に間に合えば)。
2011〜2021年の演奏会で、印象に残っているベスト3
《2011年6月 Kitara欧州ツアー凱旋公演》 札響のひとつの到達点だったと思います。当時のオケのポテンシャル以上の力を出し切った求心力のある熱い演奏会だったと思います。いろいろな条件が噛み合ってこそですね。
《2016年3月 エリシュカとの東京公演》 エリシュカ/札響の奇跡のペアリングをやっと東京で披露できた演奏会だったと思います。チャイコフスキー4番の最終楽章で札響が見せた猛烈な〝鳴り〟は忘れられません。終演後オケがはけても鳴り止まない拍手にエリシュカさんが一人舞台に出て(カール・ベームか朝比奈隆状態)独特のチャーミングな仕草で拍手に応えていたのが印象的でした。
「還暦」となった札響の楽員として、これからこのようなオーケストラでありたい、このような楽団を目指したい、という自分なりの抱負
私は札響楽員としていられる時間はあまり長くはないのですが、街の常設オーケストラにしか出せない特色や魅力があると思うので大切にしたいです。これからの人たちにも札響の音色を守り磨き育てていってほしいです。
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